斉藤 亮選手 ジャパンシリーズ第6戦 瀬女 2位!

 Jシリーズも6戦目で最終戦となる石川県瀬女大会。泣いても、笑っても、怒っても・・・・2010年シーズンのファイナルレース。
 コースは、熊の出没や地元住民の生活用水の汚染防止など、コースが二ヶ所カットされ5.2kmと従来よりも短いコース設定となった。
 エリート男子は7周回。天気は前日から雲が流れる度に雨・曇り・晴れ・曇り・雨と数分の内に天候が変わるような状況。降りしきる雨の影響でコースコンディションは完全マッド。タイヤ選択も迷わずマッド用をチョイスした。マッドの路面をどう攻略するかがカギとなるコース。
 スタート1時間前、ローラーでアップを開始。勢いを増す雨を見つめながら、今レースが過酷なものになることを覚悟した。最終戦だからといって気負う事はせず、いつも通りを心掛ける。
 招集エリアに集まるライバル達との談笑、そして様子などを伺う。ドライタイヤ、オールコンディションのタイヤで勝負に出る選手も数名いた。
 スタート10分前、最前列に並び号砲を待つ。号砲一発、反応は良かったものの最初の1踏みが思っていた以上に路面が重く、体勢を崩した。最初の登りを10番手前後で登り始め、シングルトラックの下りを7番手で通過した。木の根っこ、泥を被った岩、ドロドロのコースライン、気を抜くと大きな落車やトラブルの恐れがある。パワーを掛けながら、そしてバイクをコントロールしながら先頭集団に追い付いた。
 1周目を4位で通過。今まで周回のラップタイムを気にしながら走っていたが、前回からはメーターや心拍などをすべて取り除き、人と競い合う、勝負に徹するということを意識した。
 2~3周目は辻浦、山本選手(チームブリヂストン・アンカー)と3人のパックで周回を重ね、4周目に山本選手がメカトラブルで後退。勝負は辻浦選手との一騎打ちとなった。精神的にも肉体的にも辛い。しかし心が折れたら負ける。苦しい状況は続いたが、牽制し合ってペースが上がらず後続に追い付かれるのは避けたいため、積極的に自分が先頭を引いた。
 6周目、会場から出た長い登りで辻浦選手が先に仕掛ける。これに反応するが、乳酸で脚が回らない。1m、2m、3m・・・と徐々に離され始める。
 ここで食らいつかないと終わってしまう。歯を食いしばり最小限の差で下りに入った。今回から投入したフルサスバイクのお陰で下りはガンガン攻めることが出来た。登りでついた20m程の差がなかなか詰らない。15m程に近くもなれば、30m程に離されたり・・・。勝負はラストラップへ。
 スタッフの掛け声や観客の声援がとても励みとなる。呼吸、筋肉も限界寸前。後、数分我慢すればレースは終わる!と思うと、またペダルに力が入った。辻浦選手を視界に捕らえられるが、その差は微妙に広がっていくのが自分でもわかった。最後の最後まで諦めない、そして前を追う走りをして2位でフィニッシュした。
 
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春のJシリーズ#3富士見では嬉しい2位。でも今回は自分の中で悔しい2位。勝ちたかった。心底そう思った・・・。しかし力を残すことなく走りきる事ができた。病気からの復活、世界選手権出場と本当に良い経験ができたシーズンでもあった。長いようで短かった2010年ジャパンシリーズでのたくさんの応援本当にありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。
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by cycle-sports | 2010-10-18 13:52 | レース情報  

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