ツアー・オブ・ジャパン 2013 MATRIX POWERTAG レポート

ツアー・オブ・ジャパン2013

第1ステージ 堺
日付:2013年5月19日(日)
開催地:堺市堺区大仙中町(仁徳稜前) 大仙公園周回コース
距離:2.65km(2.65km × 1周回) 
天候:曇りのち雨 気温25℃
出走選手:6名 マリウス・ヴィズィアック、窪木一茂、キム・ドヒョウング、池部壮太、安原大貴、小牧祐也
c0208048_1759267.jpg

5月19日(日)~26日(日)まで全6ステージのステージレース。

第1ステージはタイムトライアル。
その前に特設レース「堺国際クリテリウム」が行われた。

◆堺国際クリテリウム(2.7km×10周)
TOJ出場選手の走りをお披露目する特設レースで、観戦盛り上がるお楽しみレース。
レース前半は集団のまま周回毎に先頭が入れ替わり、まさにお披露目的に周回を重ねる。
動きが見えた始めたのは5周回目から。5名の選手が抜けて先行、10秒以上の差をつける。
シマノレーシング畑中、チーム右京の山下、ランプレのファッビリ、ヴィーニファンティーニのモングッジ、ドラパックのダフォーン。
集団はランプレやヴィーニファンティーニが前を固め、最終回には吸収。集団スプリントへ。
ゴール直前は8名ほどが抜けスプリント。マトリックスはマリウス、窪木が入る。
ランプレのリケーゼが優勝、マリウス6位、窪木7位だった。

◆第1ステージ堺
なんとか持ち堪えそうな曇天だったが、クリテリウムが終了すると雨が降り出す。
雨は本格的に降り出し、すっかり路面はウェットに。
その間に行われている実業団レースでは落車が続出、路面状況はかなり滑りやすいとの情報。
スタートの頃には更に雨が激しくなってくる。
マトリックスは、マリウス、窪木、キム、池部、大貴、小牧の出走順。
マリウスは早々の4番出走で、トップタイム3分32秒を出してホットシートへ。
しかし、愛三工業の盛一大、西谷泰治が続いて上回り暫定3位へ。
西谷は大きく上回る3分26秒。この後も平均タイム3分40秒前後が続く。
95名中-30名まではホットシート変わらず。やはり路面は滑るらしく落車も見られる。
ここでKSPOのソ・ジョンヤが3分30秒を出し、マリウスはホットシートを降りる。
この後も上位3名を上回るタイムは出ず、西谷が優勝。
マリウスはトップから6秒差の6位。タイム差的にはまずまずといった1stステージで終えた。
第2ステージ美濃からロードレース。
ここでは昨年マリウスが2位に入っており、気合いの入るステージです。
チーム一丸で頑張ります。

【順位】
1 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)3:26:75
2 ソ・ジョンヤン(KSPO)+00:3:70
3 盛 一大(愛三工業レーシングチーム)+00:04:27
4 野中竜馬(シマノレーシングチーム)+00:05:01
5 内間康平(チームNIPPO・デローザ)+00:05:46
6 マリウス・ヴィズィアック(マトリックスパワータグ)+00:06:13

第2ステージ 美濃
日付:2013年5月21日(火)
開催地:旧今井家住宅前スタート
距離:パレード4km+11.6km+21.3km×7laps=160.7km 
天候:晴れ 
出走選手:6名 マリウス・ヴィズィアック、窪木一茂、キム・ドヒョウング、池部壮太、安原大貴、小牧祐也
c0208048_1823271.jpg
photo:HideakiTAKAGI
堺ステージのTT後、移動日を1日挟んでのレース。本日この美濃から本格的なロードレースが始まる。マリウスは現在、総合6位。リーダーの西谷選手(アイサン)までは6秒差。このコースは3回(1Lap・3Lap・5Lap)のHPが設けられており、十分にリーダーを狙える位置につけている。

江戸時代初期に築かれた風情ある町並みをパレードで通り抜け、レースはスタート。スタート直後にチャンピオンシステムのジャン選手とKSPOのジュン選手がアタック。集団はその逃げを容認し、最大10分まで差を広げる。

前方の2名逃げのまま、HP周回となる。前2名が逃げているので、集団から狙えるのは3着のみ。マリウスはHPの残された3着を狙い、果敢に攻めの走りをする。見事集団の頭を捕り、1周回目と3周回目のHPを3位通過する。ボーナスタイムを獲得し個人総合暫定3位まで浮上する。
逃げている先頭2名をランプレ、アイサンを中心に集団は追いにかかる。3周回目のHP手前で、集団は逃げている2名を捕らえた。

ゴール手間5kmの登りで、ニッポが強烈なアタックをするが決まらず、集団のままゴールスプリントへ。優勝はKSPOのパク選手。日本人最高位の10位に窪木が入った。マリウスは位置取りが上手くいかず41位でゴールとなった。
個人総合はKSPOのパク選手に、マリウスは9秒差の6位に着ける。

【順位】
1 パク・ソンビャク(KSPO)3:59:23
2 ミケーレ・メルロー(VINI FANTINI)+0:00
3 マキシミリア・リケーゼ(LAMPREMERIDA)+0:00
10  窪木 一茂 (MATRIX)+0:04
41  マリウス・ヴィズィアック(MATRIX)+0:06
61 池部 壮太(MATRIX)+0:45
67 キム・ドヒョン(MATRIX)+0:45
76 安原 大貴 (MATRIX)+1:04
80 小牧 祐也 (MATRIX)+1:30

第3ステージ 南信州

日付:2013年5月22日(水)
開催地:飯田駅前スタート
距離:パレード7.3km+12.2km×12laps+1.6km=148.0km
天候:晴れ
出走選手:6名 マリウス・ヴィズィアック 窪木一茂 キム・ドヒョン 小牧祐也 
安原大貴 池部壮太 
c0208048_1875811.jpg
photo:HideakiTAKAGI
飯田駅前をスタートし、街中7.3kmのパレードを経て周回コースへ入り、リアルスタートとなる。周回コースはアップダウンが激しく、標高561mに設定された山岳ポイントまでは10%を越える激坂で、選手を苦しめる。

レースはスタート。先に逃げて、前待ちを試みる選手を中心に激しくアタックが繰り返さる。2周目に入りマリウスを含む6名の逃げ集団が形成される。吉田(シマノ)福島(ニッポ)阿部(右京)ヴィガノ(ランプレ)ハッカー(ドラパック)。1回目の山岳賞をマリウスが4位通過する。6名の協調は取れ、集団とのタイム差は最大3分20秒まで広がる。

6周回完了、第2集団は30名程度まで絞られ、ここには窪木がいる。マリウスの集団までは1分と縮まった。ここで、第2集団から5名が抜け出し、先頭に追いつく。先頭はマリウスを含む11名、ハッカー/サルツバージャー(ドラパック) 吉田(シマノ) 阿部(右京) ヴィガノ/ファビッリ(ランプレ) 福島/カンパニャーロ(ニッポ) ディポール(ジェネシス) モングッチ(ヴィーニ)

3回目の山岳賞通過に伴って、先頭のペースが上がり、集団はバラけだす。マリウスは残念ながら、遅れる。第2集団からの先頭へ追いついて来る選手もあり、入り乱れる。

先頭は3名、デネグリ(ヴィーニ) バリアーニ/アレドンド(ニッポ)この3名でゴールスプリントへ。優勝はデネグリ(ヴィーニ)、個人総合はアレドンド(ニッポ)となった。

マトリックスは窪木が粘りの走りを見せ16位でフィニッシュ。マリウスは20位でのフィニッシュとなった。

【順位】
1 ピエールパオロ・デネグリ (VINI FANTINI) 3:52:40
2 フォルッナート・バリアーニ (NIPPO-DE ROSA)  3:52:40
3 ジュリアン・デービット・バリアーニ (NIPPO-DE ROSA)  3:52:40
16  窪木 一茂 (MATRIX) +4:12
20  マリウス・ヴィズィアック (MATRIX) +6:15   
48  池部 壮太 (MATRIX) +17:55
64  安原 大貴 (MATRIX) +17:55

第4ステージ 富士山

日付:2013年5月24日(金)
開催地:ふじあざみライン
距離:11.4km
天候:晴れ
出走選手:4名 マリウス・ヴィズィアック 窪木一茂 安原大貴 池部壮太
c0208048_18114444.jpg

TOJは後半戦へ突入。わずか、11.4kmのコースだが個人総合のタイム差が一番出
るステージ。平均勾配10%、最大勾配が22%という果てしなく続く激坂が選手を苦し
める。

パレード走行後レースはスタート。スタートしてわずか数kmで集団はバラけだす。抜け
出したのは8名。アール/ディボール(ジェネシス) ラフォーン(ドラパック) アレド
ンド/バリアーニ/カンパニャーロ(ニッポ) ルバ/モニエ(BS)

中間地点を通過。先頭は更に絞られて、ディボール(ジェネシス) アレドンド/バリアー
ニ(ニッポ)の3名となる。
ラスト、3kmアレドンド(ニッポ)が遅れ、バリアーニ(ニッポ)と ディボー
ル(ジェネシス)が一騎打ちとなる。

そして、ゴールを迎える。優勝はディボール(ジェネシス) 2位に4秒差でバリアーニ
(ニッポ)が入った。個人総合はバリアーニ(ニッポ)へ移った。

マトリックスは池部の24位が最高順位となった。

【順位】
1 ベンジャミン・ディボール(HUON-GENESYS) 0:39:47
2 フォルッナート・バリアーニ (NIPPO-DE ROSA) +0:04
3 ダミアン・モニエ(BS ANCHOR)+0:46
24  池部壮太 (MATRIX) +5:26
27  窪木一茂 (MATRIX) +5:40
55  安原大貴 (MATRIX) +9:37
64  マリウス・ヴィズィアック (MATRIX) +10:35

第5ステージ 伊豆

日付:2013年5月25日(土)
開催地:日本サイクルスポーツセンター
距離:12.2km×12周
天候:晴れ
出走選手:4名 マリウス・ヴィズィアック 窪木一茂 安原大貴 池部壮太
c0208048_18142499.jpg

日本サイクルスポーツセンター内の5kmサーキットを中心に競輪学校の管理道路を含めた、TOJスペシャルコース。平坦箇所はなく、常にアップダウンを繰り返す難コース。タイム差もつき易く、総合争いを大きく左右する最後のステージとなる。

盛大なスタートセレモニー後、レースはスタート。スタートと同時に激しくアタックが繰り返され、1周目完了時に6名の逃げが形成される。ウォーカー(ドラパック)ラボウ(OCBC)清水/井上(BS)山下(右京)寺崎(日本ナショナル)集団と最大3分30秒のタイム差を付ける。集団はニッポとヴィーニファンティーニが3分程度のタイム差を保ちながらコントロールし周回を重ねる。

残り5周。集団をコントロールしているニッポとヴィーニファンティーニがペースを上げ、先頭とのタイム差を縮めていく。ここでマリウスにトラブル発生。メカニックが素早く対応するが、集団のペースが上がっている為、集団に復帰するのが困難な状況。そして先頭もペースアップをするが6名は分裂。先頭はラボウ(OCBC)と清水(BS)の2名、その後ろウォーカー(ドラパック)寺崎(日本ナショナル)そして集団という形になる。集団では窪木も粘っていたが残念ながら脱落してしまう。

逃げていた選手は次々に集団に吸収され、ラボウ(OCBC)と清水(BS)の2名のみが逃げ続けている。残り2周へ入る。集団とのタイム差は35秒。
ラスト1周回へ入る。激しくアタックが繰り返されるがニッポが集団をまとめる。そしてゴールスプリントへ。優勝はネイサン・アール(ジェネシス) 日本人最高は5位に西園(チャンピオンシステム)が入った。例年は集団もバラバラになり小集団でのゴール勝負が多いこのコースだが、今回は最後20名のゴールスプリントとなる異例の展開だった。それだけに、マリウスのトラブルが非常に悔やむステージとなった。

【順位】
1 ネイサン・アール(ヒューオン・ジェネシス) 4:29:38
2 エリア・ファビッリ(ランプレ・メディダ)4:29:38
3 ピエールパオロ・デネグリ(ヴィーニファンティーニ)4:29:38
33 窪木一茂(MATRIX) +3:44
40 池部壮太(MATRIX) +10:16
55 マリウス・ヴィズィアック(MATRIX) +18:16
67 安原大貴(MATRIX) +18:16

第6ステージ 東京

日付:2013年5月26日(日)
開催地:日比谷シティ前(スタート)→大井埠頭周回コース
距離:1.2km(パレード)+14.4km+(7.0km×14周)=112.7km
天候:晴れ
出走選手:4名 マリウス・ヴィズィアック 窪木一茂 安原大貴 池部壮太
c0208048_1816846.jpg

1週間前に堺をスタートし、激闘を繰り返しながら東へ進み、今日のこの東京ステージが最終ステージとなる。

総合争いは昨日のステージまでで固まってきているので、ステージ狙いとポイント争いの選手の動きに注意が必要。
マトリックスはマリウスのステージ狙いで、勝負に出る。

レースは日比谷公園前から1.2kmのパレードを経てスタート。スタートと同時に激しいアタック合戦が繰り広げられる。入れ替わり立ち替わり逃げを試みる選手がアタックするが、ポイント狙いのチームとニッポが集団をまとめていく。周回コースに入り、2周目に入ろうかというところで、中村(ブリツェン)が単独でアタックを決める。集団は逃げを容認する。1回目のHPを中村が獲得。集団は先頭とのタイム差1分30秒くらいを保ちながらニッポがコントロールする。そして、2回目、3回目のHPも中村が独走状態のまま獲得。そして、ラスト2周回へ突入。ゴールが近づき集団はペースアップ、逃げ続けていた中村を捕らえる。

中村が吸収され、アタック合戦が再開。ラスト1周に入りルイス(チャンピオンシステム)ゴジネン(ドラパック)シュバート(OCBC)の3名が抜け出す。しかしラスト1kmで集団に捕えられ、ゴールスプリントへ。マリウスは前方で位置している。しかし、一歩届かず8位。優勝は西谷(愛三)がもぎ取った。

今回のTOJはエース:マリウスのコンディションがいまひとつだった為、苦しいレース運びとなった。ステージ途中で臨機応変に窪木へシフトし立て直しを図った方が良かったのか、悩まされるレースとなった。
気を引き締め直して、熊野へ乗り込みます。

【順位】
1 西谷泰治(愛三レーシングチーム)2:34:31
2 マキシミリアーノ・リケーゼ(ランプレ・メディダ)2:34:31
3 吉田隼人(シマノレーシング)2:34:31
8 マリウス・ヴィズィアック(マトリックス)2:34:31
52 池部壮太(マトリックス)+0:09
57 窪木一茂(マトリックス)+0:23
68 安原大貴(マトリックス)+1:24

【総合】
1 フォルッナート・バリアーニ(チームNIPPO・デローザ)15:39:44
2 ジュリアン・デービット・アレドンド(チームNIPPO・デローザ)+1:11
3 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカー)1:36
20 窪木一茂(マトリックス)+13:54
41 池部壮太(マトリックス)+34:33
42 マリウス・ヴィズィアック+34:57
66 安原大貴(マトリックス)+48:25

【ポイント総合】
ビエールパオロ・デネグリ(ヴィーニファンティーニ) 56ポイント

【山岳賞総合】
ダビデ・ヴィガノ(ランプレ・メディダ) 22ポイント

【チーム総合】
1 チームNIPPO・デローザ 47:10:24
2 ヒューオンサーモン・ジェネシスウェルスアドヴァイザーズ 47:14:53
3 ブリヂストンアンカー 47:16:10
[PR]

by cycle-sports | 2013-06-03 17:55 | レース情報  

<< 2013 ツール・ド・熊野 M... FOCUS IZALCO PR... >>