マトリックス Jelajah Malaysia アジアチーム総合1位!

6月26日(水)~6月30日(日)にマレーシアで開催されました「Jelajah Malaysia (UCI-2.2)」(5stage)にてFOCUS IZALCO TEAMに乗るチームマトリックス パワータグが出場し、アジアチーム総合1位を獲得いたしました。
以下、レポートをお届けします。

【Jelajah Malaysia UCI-2.2 全5ステージ】
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日付:6/26~6/30
メンバー:マリウス 向川 キム 窪木 池部

全日本選手権の翌日出発でマレーシア入りし、その翌日からレースがスタートという強行スケジュール。チームメンバー全員が少し疲れ気味でのレーススタートとなった。ナショナル選手権は基本的に何処の国も同じ日に行われる為、他国のチームも同じようにハードスケジュールでマレーシア入りをしているが、移動のないマレーシア国内チームがコンディション的には有利な状態と予想される。今回の「Jelajah Malaysia」はクアラルンプールをスタートして、マレー半島の西側を最南端まで南下、再びクアラルンプールへ戻ってくるコースレイアウトとなっている。

≪第1ステージ Kompleks Sukan Negara Bukit Jalil~Rembau 187.7km≫

カテゴリー4の山岳が44.9kmと155.7km、スプリントポイントが72.3kmと93.9kmにそれぞれ2ヶ所設けられた平坦コース。レース初日なので激しいアタック合戦が予想される。
レースは定刻の10時にスタート。スタートから激しいアタック合戦が繰り広げられ、そのまま最初の山岳へ入る。集団のままKOMを通過、コースはアップダウンしつつ見通しの悪いコーナーを曲がりながら下っていく。下りきると集団が割れて、向川・窪木・池部の3名が取り残される。他の有力チームも取り残された選手がいる模様。窪木は隙を突いて追走グループを形成し抜け出しに成功、先頭へ追いつく。先頭集団にはマリウス、キム、窪木の3名。
先頭集団は30名ほど、激しいアタック合戦で4名が抜け出す。30秒後方から窪木は単独で抜け出し先頭に追いつく。そして後方から3名が追いつき8名でラスト10kmを通過する。ラスト2kmでPOZDNYAKOV(BCP)が単独で抜け出す。窪木を含む集団は牽制と駆引きでスピードが鈍り、先頭は逃げ切り濃厚となる。窪木はゴール手前300mよりロングスプリントするが、ゴール直前にOHMAN(MAS)に交わされ、3位でゴール。
優勝はロシア人のPOZDNYAKOV(BCP)イエロージャージ、2位のマレーシア人OHMAN(MAS)はグリージャージ、3位の窪木はアジアリーダージャージを獲得した。
チームとしては、このジャージを日本に持って帰る事を最優先に明日から戦います。

第1ステージ結果
1 POZDNYAKOV Kiril (BCP) 4:13:40
2 OHTMAN Mohd Adiq Husaini(MAS) +0:00:12
3 KUBOKI Kazushige (MTR) + 0:00:12
14 WIESIAK Mariusz (MTR) +0:01:50
25 DO HYEONG Kim (MTR) +0:01:50
47 IKEBE SOTA +0:14:55
90 MUKAIGAWA Naoki +0:15:16
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≪第2ステージ Rembau~Batu Pahat 197.6km≫

カテゴリー4の山岳が33.8kmにあり、その後アップダウンを繰り返しながら67.8km・97.2km・144.9kmにスプリントポイントが設けられている。総合争いの上位は秒差なのでスプリントポイントでは警戒が必要。
窪木はアジアリーダージャージを着てレースをスタートする。
レースは序盤に池部を含む総合争いに関係のない4名が逃げを決める。チームとしては作戦通りの展開。4名は150km地点まで逃げ続けるが、ラスト30km付近でメイン集団は池部等を吸収する。集団は活性化し、再び14名が先行する。マトリックスは誰も送り込む事が出来なかった。ラスト20km、逃げ遅れたリーダーチームと共に先頭の14名を追走するが、1分がなかなか縮める事できない。結局1分8秒空けられてのゴールとなった。
ジャージを着るとマークのされ方がキツ過ぎる。金魚の糞みたいに窪木が動くと他チーム選手が付いて来る。リーダージャージの重さを感じた1日だった。

第2ステージ結果
1DONNELLY Aaron (HGP) 4:44:53
2NEDERLOF Lex (CCN) 00:00:03
3LOH Sea Keong (TSI) 00:00:09
20 WIESIAK Mariusz(MTR) 00:01:08
27 KUBOKI Kazushige (MTR) 00:01:08
65 MUKAIGAWA Naoki (MTR) 00:01:08
69 IKEBE Sota (MTR) 00:01:08
71 DO HYEONG Kim (MTR) 00:01:08

≪第3ステージ Batu Pahat~Ponitan 94.7km≫

第2ステージで失った窪木のアジアリーダージャージ。窪木はトップから59秒遅れの
個人総合5位(アジア4位)。イエロージャージは第1、2ステージの両方を先頭グループでゴールしているLOH Sea Keong (TSI)へ。昨夜のミーティングで窪木のアジアリーダー奪回で全員一致。
今日は金曜日、こちらは午後からお祈りの日なので、レースの距離はいつもの半分ほどのスプリントレース。21.1km・53.9kmにスプリントポイントが設けられている。スタート直後からアタック合戦、TSGが集団をまとめて、1回目のスプリントポイントを捕りに行く。窪木も捕りに行くが、惜しくも届かず。その後、集団は3名の逃げを容認し、リーダーチームのTSIが集団をコントロール。ラスト20km、ゴールに向けてTSIとTSGが集団のペースを上げる。逃げている3名を吸収しゴールへ向かう。マトリックスもトレインを組んでゴールを狙いに行くが、ゴール前は道が広くなったり狭くなったりしており、上手く連携が取れず、マリウス12位、窪木13位に沈んだ。優勝は地元のSALEH(TSG)、コースの特性を活かして優勝を持っていかれた。

第3ステージ結果
1 SALEH Mohd Harri (TSG) 2:08:11
2 PAUL Van Der Ploeg (TCO) 0:00:00
3 SALLEH Mohd Zamri (TSG) 0:00:00
12 WIESIAK Mariusz (MTR) 0:00:00
13 KUBOKI Kazushige (MTR) 0:00:00
74 DO HYEONG Kim (MTR) 0:00:00
80 IKEBE Sota (MTR) 0:00:00
85 MUKAIGAWA Naoki (MTR) 0:00:00
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≪第4ステージ ANGSANA JB Mall~Melaka 206.3km≫

このステージレース最長コースで18.4km・94.2km・180.0kmの3ヶ所にスプリントポイント、51.8kmにカテゴリー4の山岳が設けられている。総合の逆転を狙うならこのステージしかない。現状順位の維持ではなく、オール・オア・ナッシングの一発勝負に出る。
スタートからアタック合戦が始まる。マトリックスとしては、集団をまとめようとするリーダーチーム(TSI)を粉砕させて窪木・マリウスを逃げに送り込みたいので、集団の動きを止めない様に、攻撃をしかける。1時間が経過しても、リーダーチームは粉砕しない。2回目のスプリントポイント手間90kmで池部を含む4名が抜け出す。メイン集団はリーダーチームのTSIがコントロール。前半の打ち合いでかなり体力を消耗しているはず。
先行している4名を吸収する時が、絶好のチャンス。ラスト30kmで池部等の4名を吸収。横風が吹き集団はバラけ出し、1人そして1人と前へ抜け出していく。マリウスも前へ行き10名が先行するが、肝心の窪木が行き遅れた。向川が発射台となり、前方へ窪木を送り込む。窪木と他2名が先頭に加わり13名となる。総合1位の選手を含めて行き遅れた総合上位選手が多い模様。逆転の絶好のチャンス。タイム差はすぐに1分まで広がる。しかし、前の13名は先頭を引かない選手がいる為、ペースが上がらない。後方の集団は、行き遅れたチームの体制が整い、一気にペースが上がる。どんどんタイム差はなくなり、ゴール前2kmで集団は1つとなる。マリウスに切り替えてスプリント勝負にでる。しかし、それまでのエスケープで体力を消耗したか、表彰台ギリギリの3着でゴール。
今日のレースはチーム全員が機能し作戦通りに動けた。まだまだ逆転のチャンスはある。最終日に全てを賭ける。
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第4ステージ結果 
1 GIACOPPO Anthony (HGP) 5:03:23
2 SALEH Mohd Harrif (TSG) 0:00:00
3 WIESIAK Mariusz (MTR) 0:00:00
25 KUBOKI Kazushige (MTR) 0:00:00
50 MUKAIGAWA Naoki (MTR) 0:00:00
61 DO HYEONG Kim (MTR) 0:00:00
90 IKEBE Sota (MTR) 00:02:27

≪第5ステージ Melaka~Putrajaya 169.8km≫

ジャラジャマレーシアのレースも最終日。チームとしては昨日のレースの様に打ち合いの展開へ持っていき、最終的に窪木を逃げグループに送り込みたいところ。14.7km・109.9km・138.2kmの3ヶ所にスプリントポイント、そして119.7kmにカテゴリー3の山岳が設けられている。レースはスタート。激しいアタック合戦を予想していたが、2・3回のアタックですんなり6名が決まる。マトリックスとしては非常にまずい展開。集団を活性化させる為にやけくそで向川がアタックするが、同調してくれるのは2名だけで、向川を含む3名が泳がされる。先頭の6名とは7分のタイム差が開き、リーダーチームは集団のペースを上げる。集団は向川を含む3名を吸収し、7分あったタイム差をどんどん縮めていく。KOMの頂上付近で先頭を捕らえる。峠を下りきり、再びアタック合戦がスタート、3名が抜け出す。窪木と総合順位の近い選手を見るばかり、それ以外の選手を見逃してしまった。TSGがステージ狙いで集団のペースを上げる。そこへ池部を送り込み、マトリックスもゴール勝負の体制へ。ラスト1km、窪木がマリウスを連れてスプリント体制へ持ち込む。前3名は11秒差で逃げ切り、4位からはゴールスプリント。マリウスは8位に食い込んだ。

今回、日本からはマトリックスのみの参加、窪木の総合順位は逆転ならず5位のままだったが、初日の大逃げが決め手となり、守り続けてきたアジアチーム総合1位を手にする事ができた。若手の成長、そしてチームの成長を感じるステージレースだった。
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第5ステージ結果
1 JABRA TILOV Samir (BCP) 4:01:23
2 ORANZA Ronald (LBC) 0:00:00
3 MARK LEXER Galedo(T7E) 0:00:00
8 WIESIAK Mariusz (MTR) 0:00:11
17 KUBOKI Kazushige (MTR) 0:00:11
35 MUKAIGAWA Naoki (MTR) 0:00:11
56 DO HYEONG Kim (MTR) 0:00:11
76 IKEBE Sota (MTR) 0:01:03

個人総合
1 LOH Sea Keong (TSI) 20:11:58
2 KUZMIN Sergey (PSN) 0:00:14
3 POZDNYAKOV Kiri (BCP) 0:00:41
5 KUBOKI Kazushige (MTR) 0:00:59
18 WIESIAK Mariusz (MTR) 0:02:36
25 DO HYEONG Kim (MTR) 0:03:02
52 MUKAIGAWA Naoki (MTR) 0:16:07
80 IKEBE Sota (MTR) 0:18:56
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by cycle-sports | 2013-07-09 11:52 | レース情報  

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