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斉藤亮選手 ジャパンシリーズ第3戦 富士見 大健闘2位!

 ジャパンシリーズ第3戦の舞台は富士見パノラマスキー場。前戦から3週間開けての今レースは、気力体力共に回復させるには十分の期間があった。今までのレースを振り返り、敗因や課題を克服するためにもう1度しっかりとトレーニングを見直し実行した。
 年に2~3回は必ずレースが行われる富士見パノラマ。コースは決してテクニカルなコースではないが、登り基調で非常にタフなコース。自宅からさほど距離はなく、コースも熟知しているので前日に会場入りすることに決めた。
 前日のコース試走ではドライコンディションで走りやすい。ゆっくりとラインを見極め、レースを想定した走りを心掛ける。木の根っこ、岩や石などの位置を見ながら最速のラインを判断していく。少し肌寒いくらいの気候だけど体の調子は悪くない。後は気持ちだけ。毎年、富士見でのレースには良い思い出がない。メカトラブル、オーバーペース、痙攣・・・苦い思い出が脳裏に焼き付いている。これを払拭しないと次に進めない。強い意志を持ってレースに備えた。男子エリートのスタートは14時。
 前日の夕方から降り続いた雨の影響でコースはドライから一変し、ウエットに。天候は徐々に回復していくが、どこまで乾いていてどこまで攻めれば良いのかが今回のカギ。号砲一発、落ち着いてスタートを切った。
 スタートから一気に乳酸を出し過ぎないように心掛け、最初のシングルトラックを6番手で進入していく。序盤からペースが速い。あれ、調子が悪いのか?それともハイペースなのか?前半からまとまったパックにならず単体で進むかたちとなる。ハイペースに1周目はリズムが掴めずに5位通過。トップとは30秒もの差がついてしまう。2周目、前を追う気持ちと焦る気持ちでミスを連発。下りで転倒し、網ネットに引っ掛かりタイムロス。イライラを抑え、まずは冷静になることを意識した。
 2周目を終えて4位通過、トップ武井選手(チーム・フォルツァ!)とは2分弱。2~3位との差は50秒。その場しのぎの走りにならないよう、安定したラップを刻みながら前を追う。
 5周目、2位を走っていた山本選手(キャノンデール・ファクトリー)がパンクで後退。単独3位へ。何が起こるか分からない。それがレースだ。強い気持ちを持って前を追い掛ける。2位を走る平野選手(ブリヂストン・アンカー)がペースダウンしているのが分かった。2、3、4位争いが熾烈になっていく。150m程の等間隔で6~7周目を周回した。見ている方は楽しい展開だが、走っている方は気が抜けない。弱気になったら間違いなくパスされ、後退していく。
 8周目、泣いても笑っても怒っても・・・ラスト1周で勝負は決まる。2位を走る平野選手に追い付いた瞬間、並走せずに一気にペースアップして単独2位へ。難所であるリフト下の最後の直登は歯を食いしばり駆け上がる。
 観客やコーチからの応援がもう一踏ん張りを生みだしてくれる。トップとはかなりの差があったが、2位でゴールした。
 7月に行われる、全日本選手権の前哨戦とも言えるJシリーズ第3戦富士見。優勝を狙うにはもっと努力し、もっと質の高いトレーニングをする必要がある。しかし、今の自分に迷いはなく、やるべき事が見えている。その陰には、多くのスポンサーの支え、多くの関係者の支えがあって成り立っている。
 c0208048_16511758.jpgXCスキーでは全日本選手権を制し日本一になった。次はマウンテンバイクの全日本選手権で日本一になりたい。この経験と悔しさが今後、より自分を強くすると信じて頑張っていきたい。たくさんの応援、サポートありがとうございました。
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by cycle-sports | 2010-06-04 16:45 | レース情報  

斉藤亮選手 ジャパンシリーズ第2戦 箱館山 3位入賞

 開幕戦から8日間開けてのジャパンシリーズ2戦目。前回レースの疲労や長距離移動での体への負担をケアするには十分な休養期間があり、トレーニングもしっかり出来た。
 今回は開幕戦での失敗や反省点を生かし、冷静にレース展開を見極めようと意識した。レース2日前に会場入り。GWの渋滞で予定よりも大幅に時間が掛かり、コースを2周しか出来ずに試走を終える。連日続く晴れの天気、コースコンディションは完全にドライ。走りやすさはあるものの、砂埃で喉が渇く。前日はタイヤ選択に時間を費やし、レーススピードでのインターバルを入れながらコース試走を4周程して会場を後にした。
 レース当日。男子エリートのスタート時間は14時。開幕戦の緊張感とは全く異なり、冷静で落ち着いている。スタート30秒前、静まり返る会場内。号砲一発、長く険しいレースが始まった。
 落ち着いてスタートし、5番手でメイン会場を後にする。いつもなら焦ってしまい前に前に行こうとする気持ちを抑え、8周回をイーブンラップで走ることを心掛けた。自分を含め先頭パックは5名。数十メートル離れて4名のパック。今日は調子が良いのか?先頭のペースが速く感じない。いや、まだレースは序盤だから焦るな!そんな事を自分に言い聞かせた。
 1周目を5名のパックで通過し2周目へ。1周目のラップタイムを基準にレースを組み立てて行く。2周目から先頭パックは徐々にペースアップをしていき早くも3名に絞られた。暑さから脱水になり、脱水から痙攣に繋がる。こまめに給水を取ることを心掛けながら周回を重ねる。
 4周目、武井選手(チーム・フォルツァ!)が単独でアタックし独走状態に。そこに平野選手(ブリヂストンアンカー)と自分が前を追う展開。後続はペースダウンし、1分以上は離れている。ここでペースアップをするか、イーブンペースで前の様子を見るか・・・一瞬で判断した結果、ペースアップで前を追った。
 苦しい状況だけど、優勝を狙うなら当たり前の判断だ。給水とフラスクに入れたshotzジェルを2本流し込んだ。shotzは口当たりが良くストレスにならない。気持ちだけは切らさずに前を追う。単独2位となり、前との差は25秒。5周目では40秒。6周目では1分に。徐々に離されているのはわかっていたが、前を追う積極性だけは忘れない。
 7周目、下りでのオーバースピードでコーナーを曲がり切れずに転倒。サドルを曲げてしまった。フィードに戻って直すべきか、それとも残り2周回だから続行すべきか。ミスをしたことで3位を走行する平野選手に追い付かれてしまい、サドルを直さずにそのまま続行することを決意した。しかしサドルが左に曲がっているせいで、うまくペダリングが出来ない。余計な力が入ると脚が痙攣しそうになる・・・。
 ファイナルラップに入り、平野選手がアタックしペースアップ。これに反応出来ない。過酷な暑さと疲労からくる痙攣が容赦なく繰り返される。明らかにペースダウンしている。後、数分頑張ればゴールだ。しかしその数分が果てしなく感じてしまう程の疲労感。意識が飛びそうだ。
 後続選手の追い上げを何とか振り切り3位。今の力は出し切った。表彰台に上れない苦しみからの反動。今の自分には表彰台が素直に嬉しい。冷静な判断や選択ミスなど、細かい部分は自分の責任だ。それも含め良い経験でもある。もっとピンチをチャンスに変えていけたらいいと思う。そして、多くの方々に支えられてレース活動ができていることを心から感謝するとともに、一番好きなことを全力で取り組める環境を整えてくれている家族に感謝をしたいと思う。気持ちを新たに“次”に向けて頑張ります。たくさんの応援、サポートありがとうございました。
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by cycle-sports | 2010-05-07 16:33 | レース情報  

斉藤亮選手 ジャパンシリーズ第1戦 八幡浜 5位入賞

 いよいよ2010年シーズンのマウンテンバイク・ジャパンシリーズが幕を開けた。開幕戦はどの選手・どのチームにとっても特別なものであり、今シーズンを占う意味でも重要なレースだ。
 昨年ナショナルランキングを6位で終了し、今年はイエローゼッケン「6」を着用しての参戦。開幕戦の地は愛媛県八幡浜。本州から四国への長時間の移動は想像以上に体に負担が掛かる。
 少しでも疲労を軽減させるために色々な工夫をした。快適感重視のパワーソックス「REGUARD」はリカバリーや移動時にも使える最高のスポーツギアだ。
 予定時刻よりも早くレース会場に到着し、早速コース試走を行った。移動の疲れも思ったよりもなく、体の調子も悪くない。自分のイメージをしっかり持ち、最速ラインはどこなのか、確認しながら試走を繰り返し前日のトレーニングを終えた。
 レース当日、開幕戦に相応しい程の快晴。気温も暑過ぎずに絶好のコンディション。男子エリートのスタートは12時30分。UCIポイント順にスタートコールされ、3番目のコールでスタート最前列に並んだ。開幕戦の緊張感はやはり独特だ。号砲一発、一斉にスタートを切る。
 
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 スタートダッシュにやや失敗し、会場を出てからの最初のシングルトラックを8番手で突入して行く。タイトなコーナーが連続するシングルトラックは正確さと冷静さが必要とされる。1周目を6位で通過し2周目へ。スタートから飛び出した上位2名の選手とは徐々にタイム差が開いていく。自分は3~6位パックの中で必死に前を追いかける。周りの選手のペース配分や駆け引きなどを見極める余裕がなく苦しい展開。パックから千切れてしまったらレースは終わってしまう。
 我慢のレースが続く中で周回を重ねる。下りではパックの後ろに着き、登りでは前を引っ張る。しかし、八幡浜コースの名物「ゴジラの背中」と呼ばれる木の根っこが縦横無尽に続く下りでミスを連発。4周目にはパックから離されかけたが、登りでなんとか追い付いた。苦しいところで踏ん張れなければ、上位に入れないのは理解している。先行する2人とのタイム差は約2分。6周目に得意の登りで勝負を仕掛け、3~6位パックの1名が脱落しパックは3名に。下りで離されないためにも先行してシングルトラックに突入したいが、簡単には入れてもらえず、1m、2m・・・と離されていく。焦りがミスを招き、ミスが痙攣につながる。
 7周目、5位でファイナルラップへ。後続は見えない。前にいる2名の選手を必死で追い掛ける。無理な力が入ると痙攣し、思ったようなスピードに乗れない。前を行く選手の背中が小さくなり、やがて見えなくなってしまった。しっかりと集中して気持ちだけは最後まで切らさずにフィニッシュを迎えた。5位。
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レースを走っている中で精神的な余裕が全くなかった。余裕のなさが、上位の選手とのテクニックの差にも繋がった。初戦が終わり、色々と悩み考えることもある。次こそは!この気持ちを忘れずに前向きにチャレンジし、1週間後のジャパンシリーズ#2箱館山へ挑みたいと思います。たくさんのサポート、応援ありがとうございました。
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by cycle-sports | 2010-04-30 16:16 | レース情報  

斉藤亮のHE“RYO”Sコラム

チームコラテックの斉藤亮です。この度HPにてコラムをやらせて頂くことになりました。
皆さん、どうぞお手柔らかによろしくお願いします。
さて、今回は初回ということで、皆さんに僕のことをより知って頂くためにプロフィールをご紹介したいと思います。
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名前:斉藤 亮(さいとう りょう)
生年月日:1980年9月30日
出身地:長野県飯山市
星座:天秤座
血液型:AB型
家族:母・兄・姉・父(←権力順)
趣味:ドライブ・ネットサーフィン
特技:いたずら・夜更かし
好きな物:海老・春雨・ベビースター・プレミアムモルツ
嫌いな物:きゅうり(←カブトムシの味&臭いがするから)・漬物
好きな事:温泉・昼寝・衝動買い・暴飲暴食
嫌いな事:食器洗い・整理整頓
好きな音楽:レゲエ・HIP HOP
好きなタイプ:ケチじゃない人
好きな映画:アクション系
好きな言葉:「我慢」
好きな本:プレイボーイ
好きなスポーツ:スキー
休日の過ごし方:ゴロゴロする・妄想する
尊敬するスポーツ選手:桑田真澄さん(←元読売ジャイアンツ)
尊敬する人:両親・東さん(←地元のおっさん)
座右の銘:がんばらない



上記のプロフィールを見てある程度、僕のことを理解して頂けたでしょうか?笑
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ご存じの方もいらっしゃると思いますが、僕は元クロスカントリースキー選手でした。
自転車を本格的に始めて3年目になります。なぜマウンテンバイク競技に転向したのか・・・それは今から4年前、トリノオリンピックの選考から外れ引退を決意したのをきっかけに、本格的に自転車の世界に飛び込みました。冬の競技から夏の競技へ。今までのシーズンとは真逆の競技生活なので、正直トレーニングやレースへの参戦に戸惑いや不安もありました。しかし、たくさんの方々に支えて頂き、素人だった自分が「チームコラテック」のワークスメンバーとして新たに第1歩を踏み出しました。
秘密兵器と称され、秘密のまま終わった1年目。チームのエースとして挑んだ2年目。
辛さ、悔しさ、そして喜び・・・。色々な経験を積んだからこそ、気付かされることの方が多い気がします。今年で29歳、決して若くはありません。時間という資源にも限りがあります。今シーズンが最後のつもりでシーズンを戦い抜く覚悟です。
3年目の今シーズンは自分にとって特別なシーズンになると思います。今年の目標はJシリーズでの優勝、そして全日本選手権での表彰台です。最高の機材、最高のスタッフの下、いよいよ2010年シーズンの幕開けです。
今年のチームコラテックは少数精鋭になりますが、しっかりと存在感と結果を残していきます。皆さん、今シーズンも厚い?暑い?熱い声援をよろしくお願いします。
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文/斉藤亮 写真/藤巻翔
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by cycle-sports | 2010-03-04 10:06 | レース情報  

TEAM CORRATEC 飯塚朋子選手2位入賞

2009年全日本選手権大会

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ダウンヒル ドロップオフセクション


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4クロス


今年の全日本選手権は富士見パノラマで行われた。
 コースはシングルが1箇所ショートカットできるようになっていたことと、A´と言われる最終シングルトラックの出口が違っていた程度で、先月行われたジャパンシリーズとほとんど変わらず。
 レース前日から降った雨によって、新しく作られたコースは田んぼ状態。タイヤにまとわり付いた泥がブレーキになり、全く進まず乗車不能になることも。
 逆にハイスピードセクションではタイヤに付いた泥が落とされ、硬い路面の上にコーディングされた粘土質が氷のように滑る。スタートからゴールまで全く気の抜けないコースとなっていた。

 予選では序盤で転倒したが、おかげでその直後の田んぼセクションはみんなが走っていない硬い路面から再スタート。この転倒をポジティブに考えて、ゴールまで集中して走ることができ、2位で無事に予選通過。

 できれば決勝前に大雨が降って、コース上に溜まった重い泥を洗い流してくれれば・・・と願っていたが届かず。予選よりも泥が重く、最悪のコンディションとなった。決勝では転倒こそなかったものの、重くなった泥に何度か捕まりながら、なんとか2位で終えることができた。

 全日本チャンピオンを目標に練習してきたが、末政選手に完敗。バイクコントロールの未熟さと体力の無さを実感した。

 翌日は4X。このコースも乾くことはなく、バンクは非常に滑りやすい状態であった。体力もダウンヒルで使い切り、朝からやや放心状態。試走はコースチェック程度で済ませ、決勝で集中して走ることにした。
 決勝はゲートのタイミングは合ったもののギアチェンジが遅く、スピードにのせることができなかった。1コーナーを末政選手に取られ、抜き所がないままゴール。4Xも2位となってしまった。
 コースが滑ることばかり考えて、攻めるどころか練習での走りもできなかった。また、久しぶりの4Xであったこともあり、人と一緒にジャンプや、コーナーでのライン確保に少し恐怖感があった。このレースをきっかけに新たな課題を見つけることができたので、次からのレースに活かしたい。

 私が全日本選手権にベストな状態で走れるようにと、本当に多くの方々に支えられてレースに臨むことができました。また、チームスタッフも様々な要求に答えていていただき本当にありがとうございます。課題は山積みですが次のレースまでの1ヶ月間、どんなコンディションでも安定したできるようにしっかりと乗り込みたいと思います。

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ダウンヒル後の姿


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4クロス表彰式

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by cycle-sports | 2009-09-18 14:58 | レース情報