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斉藤亮選手 ジャパンシリーズ第2戦 箱館山 3位入賞

 開幕戦から8日間開けてのジャパンシリーズ2戦目。前回レースの疲労や長距離移動での体への負担をケアするには十分な休養期間があり、トレーニングもしっかり出来た。
 今回は開幕戦での失敗や反省点を生かし、冷静にレース展開を見極めようと意識した。レース2日前に会場入り。GWの渋滞で予定よりも大幅に時間が掛かり、コースを2周しか出来ずに試走を終える。連日続く晴れの天気、コースコンディションは完全にドライ。走りやすさはあるものの、砂埃で喉が渇く。前日はタイヤ選択に時間を費やし、レーススピードでのインターバルを入れながらコース試走を4周程して会場を後にした。
 レース当日。男子エリートのスタート時間は14時。開幕戦の緊張感とは全く異なり、冷静で落ち着いている。スタート30秒前、静まり返る会場内。号砲一発、長く険しいレースが始まった。
 落ち着いてスタートし、5番手でメイン会場を後にする。いつもなら焦ってしまい前に前に行こうとする気持ちを抑え、8周回をイーブンラップで走ることを心掛けた。自分を含め先頭パックは5名。数十メートル離れて4名のパック。今日は調子が良いのか?先頭のペースが速く感じない。いや、まだレースは序盤だから焦るな!そんな事を自分に言い聞かせた。
 1周目を5名のパックで通過し2周目へ。1周目のラップタイムを基準にレースを組み立てて行く。2周目から先頭パックは徐々にペースアップをしていき早くも3名に絞られた。暑さから脱水になり、脱水から痙攣に繋がる。こまめに給水を取ることを心掛けながら周回を重ねる。
 4周目、武井選手(チーム・フォルツァ!)が単独でアタックし独走状態に。そこに平野選手(ブリヂストンアンカー)と自分が前を追う展開。後続はペースダウンし、1分以上は離れている。ここでペースアップをするか、イーブンペースで前の様子を見るか・・・一瞬で判断した結果、ペースアップで前を追った。
 苦しい状況だけど、優勝を狙うなら当たり前の判断だ。給水とフラスクに入れたshotzジェルを2本流し込んだ。shotzは口当たりが良くストレスにならない。気持ちだけは切らさずに前を追う。単独2位となり、前との差は25秒。5周目では40秒。6周目では1分に。徐々に離されているのはわかっていたが、前を追う積極性だけは忘れない。
 7周目、下りでのオーバースピードでコーナーを曲がり切れずに転倒。サドルを曲げてしまった。フィードに戻って直すべきか、それとも残り2周回だから続行すべきか。ミスをしたことで3位を走行する平野選手に追い付かれてしまい、サドルを直さずにそのまま続行することを決意した。しかしサドルが左に曲がっているせいで、うまくペダリングが出来ない。余計な力が入ると脚が痙攣しそうになる・・・。
 ファイナルラップに入り、平野選手がアタックしペースアップ。これに反応出来ない。過酷な暑さと疲労からくる痙攣が容赦なく繰り返される。明らかにペースダウンしている。後、数分頑張ればゴールだ。しかしその数分が果てしなく感じてしまう程の疲労感。意識が飛びそうだ。
 後続選手の追い上げを何とか振り切り3位。今の力は出し切った。表彰台に上れない苦しみからの反動。今の自分には表彰台が素直に嬉しい。冷静な判断や選択ミスなど、細かい部分は自分の責任だ。それも含め良い経験でもある。もっとピンチをチャンスに変えていけたらいいと思う。そして、多くの方々に支えられてレース活動ができていることを心から感謝するとともに、一番好きなことを全力で取り組める環境を整えてくれている家族に感謝をしたいと思う。気持ちを新たに“次”に向けて頑張ります。たくさんの応援、サポートありがとうございました。
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by cycle-sports | 2010-05-07 16:33 | レース情報